髪の構造と くせ毛が湿気に弱い訳

くせ毛は綱島/横浜の美容室キュライヘアーで縮毛矯正

 

まず、髪の毛の構造から。

毛髪の太さは普通の髪で0.08mm~0.09mmです。細い場合の0.05mmから太い0.15mm程度までのばらつきがあります。

では、構造です。海苔巻を想像していただきながら考えると判りやすいと思います。

 

 

  まず、海苔。これは皆さんご存知のキューティクル。

 厚さ0.0005mm(0.5μm)~0.001mm(1μm)で3枚~10枚位うろこ状に

 重なっています。

 

  その内側にはコルテックスと呼ばれるたんぱく質層があります。

 これが海苔巻でいうとご飯の部分です。髪の毛の体積のおよそ80~90%を占めます。

 このコルテックスは柔らかくて親水性のオルトコルテックスと硬くて疎水性のパラコルテックスに分けられます。

 

  かんぴょうの部分はメデュラと呼ばれます。この部分は、

 アミノ酸(グルタミン酸)を多く含むたんぱく質で、毛根に近い部分は液体で満たされて

 いるそうです。なんだか おいしそうです。

 (上の写真は真ん中がかんぴょう巻ですが、どうも、かんぴょうが多すぎです。

 断面のイメージはその下の梅しそ巻ぐらいだと思います。)

 

くせ毛は綱島/横浜の美容室キュライヘアーで縮毛矯正
毛髪の断面(梅しそ巻によるイメージ)

 一番最初に書きましたが、くせ毛は空気中の湿度が高くなると、何故くせがひどくなるように感じるんでしょうか。

それは、髪の中のオルトコルテックスとパラコルテックスが偏って存在するからなんです。親水性のたんぱく質が多い部分と疎水性のたんぱく質が多い部分が偏在する→親水性のたんぱく質だけが空気中の湿気を吸うことで太さや長さ(体積)の違いが大きくなる。→くせが強くなる。っていう感じでしょうか。

 

で、対策です。

髪全体にワックスをなじませることで多少落ち着く方もいらっしゃるようですが、本当は、くせを生かしたスタイルが作れれば一番ですよね。

美容室(できればキュライヘアー)で、相談してみて下さい。

それでもくせが気になったら…

 まだ、縮毛矯正をしたことがない方は、一度、縮毛矯正を本気で考えてみて下さい。といっても、何されるかわからないし、時間だって長そうだし、って思った方のために次に縮毛矯正って何をするのかをちょっとご紹介します。