着物の着付けには なにが必要?


お客様から、いろいろなお問い合わせをいただきます。その中でも特に多いご質問は、着付けに必要なものはなに?というもの。

そこでここでは、着付けをするときに必要なもの、あったほうがいいものをリストアップしてみました。

必要なものの名称だけだと漠然としててイメージがつかみにくいと思いますので、写真も追々載せていこうと思ってます。

まずは必要なものから。

着物(きもの)

 

 

 

 

 

帯(おび)

 

 

 

 

長襦袢(ながじゅばん)

 着物の汚れや着くずれを防いでくれます。

 

 

 

半襟(はんえり)

長襦袢の襟に縫い付けてつかいます。着物の襟の汚れを防ぎます。

また、色や刺繍でおしゃれを楽しむことも。

 

 

肌襦袢(はだじゅばん)

着物用の下着です。長襦袢の下に着て素肌に触れますので肌触りがよく

汗を吸うものを。

 

 

礼装なら「キャラコの白足袋」, 男性が普段の着物で履くなら光沢のキレイな「黒朱子の足袋」、職人仕事であれば丈夫な「雲才」
足袋

足袋(たび)

 

 

 

 

 

腰紐は着物を着るときに着物や長襦袢がはだけないように胴に巻くひもです。着付けには、普通長じゅばんに一本、着物に二本使います。長さは2.2メートル前後です。

腰紐(こしひも)

幅3センチほどの筒状の紐が一般的。4本用意して下さい

 

 

 

伊達締めは、幅約10センチの薄い帯状の布です。長じゅばんに一本、着物に一本、使います。長じゅばんには衿合わせを安定させるために、着物には衿合わせを安定させ、おはしょりの下端をまっすぐに整えるために用います。

伊達締め(だてじめ)

幅15センチほどの紐です。2本必要です

 

 

 

帯を締めるとき前にはさみ、前帯の部分にシワがよらないようにするための和装小物です。帯板という名称以外では「前板」とも呼ばれます。

帯板(おびいた)

帯にしわが寄ったりしないように使います。

 

 

 

帯枕は、お太鼓(たいこ)をするとき、上部を形作ります。帯山の内側に入れます。

帯枕(おびまくら)

お太鼓などの帯結びを立体的にします。

 

 

 

衿心は長襦袢にかけた半衿の中に入れて、衿をきれいに立たせる役割をします。 衿芯を入れることで長襦袢の衿をしっかり立たせ、それに着物の衿を沿わせてきれいなカーブの衿をつくります。

襟芯(えりしん)

長襦袢に縫い付ける半襟の中に入れる文字通り芯です。

かたくずれを防ぎます。

 

 

帯揚げ(おびあげ)

帯枕にかけて使います。前帯の上にのぞく帯揚げは、種類が豊富でおしゃれのポイントの一つです。

 

 

帯締め(おびじめ)

最終的に帯のかたくずれを抑えるための紐。おしゃれにも重要な小物です。

 

 

タオル(たおる)

補正に使います。2本位用意して下さい

 

 

 

草履(ぞうり)

 

 

 

 

バッグ(ばっぐ)

 

 

 

 

 


ここからは、あったほうがいいもの。あると便利なものや、よりおしゃれを楽しむためのものです。

コーリンベルト(こおりんべると)

着付けのときの便利グッズ。

 

 

 

伊達襟(だてえり)

重ね襟(かさねえり)とも。着物を2枚重ねてきたように見える別襟。

色を楽しみます。

 

 

帯留め(おびどめ)

帯締めを飾るアクセサリー。

 

 

 

末広(すえひろ)

扇子のことです。留袖などフォーマルには必須です。